池と地震?

承前*1

西日本新聞』のl記事;


水前寺公園の池が干上がる 熊本地震の影響か
2016年04月22日20時49分 (更新 04月22日 21時44分)



 熊本市の名所として知られる回遊式庭園「水前寺成趣園(じょうじゅえん)」*2(同市中央区)の池の水が、通常の2〜3割程度に減少していることが22日、分かった。熊本地震の影響とみられるが、原因ははっきりしていない。

 園を所有・管理する出水神社*3によると、本震のあった16日未明、神職の男性が園内を見回った際、通常は湧き水で満ちる池の水の大半が干上がった状態になっていた。鳥居や灯籠も倒壊しており、前震翌日の15日以降休園している。再開のめどは立っておらず、園は「安全性の確保や倒壊した施設の撤去、余震の影響を総合的に判断する必要がある」としている。

 園内の土産店の男性従業員(66)は「自然災害なので仕方ないが、今後が不安だ」と話していた。

 また、同市北区の「小野泉水公園」の水位も一時、約30センチ低下していたことが判明。15日に利用者からの連絡で園側が気づいた。水位は次第に戻っているという。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/240567

朝日新聞』の記事;

水前寺成趣園の池、地震後に底露出 水源枯れる? 熊本

茶井祐輝

2016年4月24日21時24分

 熊本市中央区の観光名所・水前寺成趣園(じょうじゅえん、水前寺公園)の池の水がほとんどなくなっている。16日未明の「本震」後に、池の8割ほどの範囲で底が露出した。管理者も原因は分からず、地元の人たちは観光への影響を懸念している。

 園を管理する出水(いずみ)神社の権禰宜(ごんねぎ)、鰺坂(あじさか)徳孝さん(27)が異常に気づいたのは16日午前3時ごろ。本震後に駆けつけると、いつもは月や街の明かりが反射する池が真っ暗だった。
 午前5時ごろには池の底が8割ほどの広さで露出しているのを確認。浅くなった池ではコイが横になって泳いでいた。もともと池には、地下からわき出た水が自然にたまっていたといい、鰺坂さんは「水源が死んでしまったのか」と心配する。現在は地下水をポンプでくみ上げて池に流しているが、水位はまだ回復していない。

 近所に住む女性(73)は24日、本震後初めて園を訪れた。「熊本城だけじゃなくてこっちまで。県民として残念。涙が出そう」と悲しんだ。園内で約50年間、土産物屋を開いてきた女性(68)は「大型連休に向けて商品をたくさん仕入れたのに」。園の前で客待ちをしていたタクシー運転手の男性(56)は「悲しくてしょうがない。水が戻ってこないと、ここで待っていても仕方がない」と話した。(茶井祐輝)
http://www.asahi.com/articles/ASJ4S5SQCJ4STIPE025.html

「管理者」も神主さんで、地震の専門家でも地下水の専門家でもないので、「原因」がわからなくても、それは仕方がないことだろう。専門家にコメントを求めるべきでは? ただ、地震のせいで地下水や湧き水(泉)がどうかなってしまったということは寡聞にして知らない。