25年目

朝日新聞』の記事;


障害者プロレス団体、25周年興行「不愉快でもいい」

遠藤啓生

2016年4月24日11時36分


障害者プロレス団体「ドッグレッグス」の設立25周年記念興行「25」が23日、東京都世田谷区の北沢タウンホールであった。通算90回目の開催を迎えた会場には満員の270人の観客が集まり熱戦を見守った。

 リングに上がったのは、重度の脳性マヒや二分脊椎(せきつい)症などのレスラー20人。相手の障害の部位を攻撃しないルールで3ラウンドを戦った。「障害を忘れろ!」「ここで諦めるな!」。会場には声援が響いた。

 無差別級では、前回の大会で判定の末に敗れた鶴園誠選手が陽ノ道選手を相手に判定の末に勝利。王者に返り咲いた。

 大会の様子は初めてインターネットで生中継された。今年1月には同団体を題材にしたドキュメンタリー映画も公開されるなど、注目度が高まっている。

 代表の北島行徳さん(50)は「毎回これが最後の大会だと思ってやってきた。楽しかったでも不愉快になったでもいい。障害者に対して感情を持つことが大切だと思ってやってきた」と話した。(遠藤啓生)
http://www.asahi.com/articles/ASJ4R6WCNJ4RUQIP026.html

ドッグレッグス*1って、もう25年になるのか。「ドッグレッグス」を知ったのは北島行徳氏の『無敵のハンディキャップ』を文庫本で読んだときなので、21世紀になるちょっと前ということになる。「障害者」云々という以前に、ヴォランタリーな集団が25年続くということ自体が或る種の奇跡のように思える。私が直接的・間接的に知っている〈集団〉はどれも数年のうちに、仕事や家事が忙しくなったとか、何となく飽きたといったことで、自然消滅しているのだった。「同団体を題材にしたドキュメンタリー映画」;


http://doglegsmovie.com/
障がい者プロレス団体の記録映画、NZ出身監督が5年間かけて制作」http://www.cinra.net/news/20151107-doglegs
杉本穂高障害者プロレスのドキュメンタリー「DOGLEGS」はあなたの価値観を必ず揺さぶる」http://www.huffingtonpost.jp/hotaka-sugimoto/doglegs_b_9077544.html