「結核」と「謝罪」

朝日新聞』の記事;


渋谷署結核集団感染で東大が謝罪 保健所への届け出遅れ

2016年4月16日21時24分

 警視庁渋谷署の警察官19人が結核に集団感染した問題で、留置中に死亡した60代の男の解剖をした東京大学医学部が15日、男の死因が肺結核と判明したのに、保健所への届け出が半年ほど遅れたと謝罪した。

 東大医学部によると、感染症と診断した場合、感染症法に基づいて保健所へ届け出なければならない。だが、担当医は「解剖の場合は警察への報告だけでいい」と勘違いしていたという。

 昨年6月、肺結核が死因とする報告書を署に提出。保健所からの指摘を受け、今年1月に届け出た。解剖にかかわった医師ら7人が感染したが発症はしておらず、新たな感染源になる恐れはないという。

 東大医学部は「再発防止に努めます」とコメントした。
http://www.asahi.com/articles/ASJ4H53CVJ4HUTIL03C.html

そもそも昨年6月に渋谷警察署で結核の「集団感染」が起こったこと自体、今回初めて知ったのだった。「留置中に死亡した60代の男」が「肺結核」だったということだと、彼が警察に捕まるまでの数か月間或いは数年間、その生活圏に結核菌は拡散されていたわけで、彼と接点があった人々は相当パニックになっていたんじゃないか。
最近の結核の「集団感染」ということだと、2014年に名古屋の名城大学付属高校で起こっていたのだった*1