地方権力なんですけど

NTVの報道;


“国家権力に負けない”暴走族の少年ら逮捕

2016年4月5日 13時2分

日テレNEWS24


 東京・板橋区で、集団でオートバイを乗り回し暴走行為をしたなどとして暴走族の少年9人が逮捕された。

 警視庁が撮影した暴走行為の映像では、少年たちが道路いっぱいに広がって蛇行運転を繰り返している様子が映っていた。

 警視庁によると少年9人は、去年12月、板橋区の国道などで、バイク5台で蛇行運転をしたり、赤信号を無視する暴走行為をするなどした疑いがもたれている。

 少年らは、地元の仲間で「幻奏乱」という暴走族を結成していて、調べに対し「国家権力には負けないという意気込みで走った」などと8人は容疑を認め、1人は容疑を否認しているという。
http://news.livedoor.com/article/detail/11378554/

警視庁の警官たちは、俺たち地方公務員なんだ、「国家権力」じゃなくてごめん、と謝罪したのだろうか。
さて、2007年2月の記事を再度引用してみる;

暴走族が高齢化 過半数成人、30代後半も 警察庁調査

2007年02月01日15時38分


 警察庁が1日に発表した06年の全国の暴走族の実態調査で、20歳以上の成人が初めて構成員の過半数を占めたことが分かった。同庁によると、少年が暴走族への興味を失いつつある中で、いつまでも暴走から「卒業」できない大人の姿が浮かぶという。

 調査結果によると、06年に確認された暴走族は847グループの1万3677人。このうち成人は6992人で、全体に占める成人の割合は51.1%。現在の統計方法になった99年の成人比率は29.1%で、割合は7年間で大幅に増えた。

 暴走族の年齢が上がった理由について、同庁は「18歳(20歳)で引退」というしきたりが薄れた▽グループは抜けても暴走行為自体はやめない、という傾向があると分析。06年には30代後半の構成員を17人も確認した。

 06年のグループ数や構成員数は、99年以降では最少だ。だが、両年を比較すると、少年の構成員が1万9620人から6530人と、ほぼ3分の1に激減したのに対し、成人は8337人から約2割減っただけだ。

 同庁は「最近の少年がしきたりを疎んじて暴走族を敬遠する一方で、いつまでも仲間内でしか騒げない幼い大人が増えたのでは」と推測する。

http://www.asahi.com/national/update/0201/TKY200702010264.html (Cited in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070201/1170346720 )

それから10年近く経ったわけだけど、「暴走族」の「高齢化」というトレンドの中で、この「少年」たちが何故敢えて「暴走族」を「結成」したのかという動機或いは事情が重要だろう。写真を見る限り、日の丸や旭日旗のような右翼チックなアイテムは過去の暴走族から一応継承しているようだ。