酒を飲む犬

スポニチ』の記事;


釈由美子「筆舌に尽くしがたい悲しみ」ブログで意味深発言


 女優の釈由美子(37)が1日、自身のブログを1週間ぶりに更新し「私にとって、一番耐えられないことが起きまして筆舌に尽くしがたい悲しみにずっと襲われています」と意味深な言葉をつづった。

 釈は昨年10月にレストランを経営する同い年の実業家男性と結婚。1月15日に第1子妊娠を発表。体調は「つわりも体調も安定しているので心配しないでくださいね」としているが「最近幸せすぎて有頂天になってたのかな。罰を与えられたかのように天国から地獄に突き落とされたみたい」と、何が起こったかは「言えない」としながらも、ショックを受けた様子を見せている。

 また、「父が生前言ってました『人生には3つの坂があるんだ。』」として「私も37年も生きていれば人生の登り坂にいい気になったりやることなすこと全部うまくいかない、下り坂だって経験してきました だけど。“まさか”の坂だけはそうそうあるものではありません 予想もしてなかった“まさか”だけは心の準備ができていないだけに くらうダメージも計り知れません」と衝撃の大きさを表している。

 それでも「何事もなかったかのように いつも通り明るく振る舞うのは嘘になってしまうので今夜だけは許してください お腹の赤ちゃんのためにも強く強くならないとですね 赤ちゃんに悲しい気持ちが伝わらないようにたっぷり愛と栄養を届けないとね」と自分に言い聞かせているようだった。
[ 2016年3月2日 02:15 ]
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/03/01/kiji/K20160301012137830.html

『日刊スポーツ』の記事;

釈由美子、憶測呼んだ意味深ブログに反省と後悔

日刊スポーツ 3月5日(土)11時34分配信



 第1子妊娠中の女優釈由美子(37)が、意味深長な内容をつづったブログを公開したことで思わぬ憶測を呼んでしまったとして後悔と反省の言葉をつづった。


 釈は1日付のブログで「私にとって、一番耐えられないことが起きまして筆舌に尽くしがたい悲しみにずっと襲われています」「最近幸せすぎて有頂天になってたのかな 罰を与えられたかのように 天国から地獄に突き落とされたみたい」とショッキングな出来事があったことをうかがわせるも、詳細は明かさなかったため、心配する声とともに様々な憶測を呼んでいた。中には夫の浮気を疑う声などもあった。

 その後、2日に更新したブログで、愛犬が亡くなったことを明かした。夫が飲んでいた日本酒を、目を離したすきに飲んでしまったことが原因だったという。1日のブログでそれを明かさなかったのは、近く結婚式を控えているため、悲しい報告を避けようとしたのだという。ただ、そのことによってむしろ騒ぎが大きくなったことを謝罪していた。

 しかし、この釈明ブログがさらに批判を浴びる結果ともなってしまった。不注意によって飼い犬を死なせてしまったことを非難する愛犬家の声や、また、意味深なブログで世間を騒がせたことに何らかの魂胆があったのではと邪推する声まであった。

 そして釈は4日に更新したブログで再度今回の件について「意図していない方面に話が大きくなり 世間までお騒がせしてしまったことで追い打ちをかけられるように更に落ち込み、猛省してました」とつづり、「何事もなかったかのように当たり障りのない日常を綴ればよかったのに 落ち込んでる胸の内や葛藤を自分の中でどうしても消化しきれず漏れちゃったみたいです」と後悔した。

 ただ、ファンからは愛犬を亡くした釈を気遣う声やエールが多数寄せられており、釈も、「いつも、温かく見守ってくださって 悲しみに襲われた時は、一緒に胸を痛めてくださり そして、ちゃんと前に進めるように優しく背中を押してくださる。そんなファンの皆様には心から感謝しています。。」とつづった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160305-00000069-nksports-ent

ペット・ロスを甘く見てはならないとは思う。彼女の「愛犬」が何歳だったのかは知らないけれど、一般論としていうと、ペット・ロスの深刻化の背景には、犬や猫の平均寿命の改善ということがあると思う。それは人間と一緒に過ごす時間が長くなったということ。飼い猫にしても飼い犬にしても、寿命が10歳を超すということも珍しくはない。10年という歳月、その間に幼稚園児は高校生になっているし、中学生は大学生になっている。そんなに長い間ともに世界を構成してきた存在がいなくなってしまえば、心臓が壊れるとか胸が痛む*1というのも仕方ないといえるだろう。
さて、犬は「日本酒」を「飲んでしまった」ために死んだという。犬にとってのアルコールの致死量はどれ程のものかはわからない。実は、昔、巫山戯て犬に麦酒を舐めさせようとしたことがある。しかし、幸いにしてというべきか、鼻でくんくん匂いを嗅いだ途端、そっぽを向いてしまった。「日本酒」を舐めてしまったというのはやはり日本酒は麦酒よりも甘いからだろうか。
この話を読んで思い出したのだけど*2、かなり前にTVドラマがあって、その主人公は猟犬と一緒に南アルプス山麓に暮らしているのだが、彼は犬が何か手柄を立てると、ご褒美として犬に麦酒を飲ますのだった。そんな設定ってありなの? と思った。15年前だったか20年前だったか。主演、犬と一緒に南アルプスで暮らす男は渡哲也だった気もするのだが、他方で、そもそもそんなドラマは存在しなかった、自分で〈記憶〉として捏造している幻想にすぎない可能性もあるかも、とも思っている。さて?

*1:See http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160304/1457092379

*2:と、一応言っておこう。