仮免状態?

『読売新聞』の記事;


ロボットタクシー、公道で実証実験
2016年03月01日


 加速や減速などを自動で行う車を使った「ロボットタクシー」の実証実験が29日、藤沢市内で始まった。ロボットタクシーの公道での実験は全国で初めて。家族10組がモニターとなり、自宅から大型スーパーまで送迎して利用しやすさや乗り心地、安全性などを調べる。

 実証実験は、2020年東京五輪までに実用化を目指す企業「ロボットタクシー」(東京都)が県などの協力で実施。トヨタ製のハイブリッド車を改良し、センサーや全地球測位システム(GPS)などを備える。

 運行区間は同市湘南大庭地区の幹線道路2・4キロ。交差点や脇道は人が運転し、安全のため、自動走行中も運転手がハンドルやブレーキの操作をすぐにできるようにしている。

 同社は、過疎地の交通弱者対策などにロボットタクシーは有効だとみており、中島宏社長は「常態化するタクシー運転手不足の解決にも役立つ」と話している。 運行区間の目的地となるイオン藤沢店の嶋内久美子店長(41)は、「試乗したが、手動運転から自動への切り替えが予想以上にスムーズだった。新たな送迎サービスとして期待できる」と感想を述べた。
http://www.yomiuri.co.jp/local/kanagawa/news/20160229-OYTNT50340.html

要するに仮免段階ということだ。
さて、「過疎地の交通弱者対策」というのはちょっとハードルが高そうだ。「過疎地」の道というのは、1月に軽井沢町で起こったバス転落事故じゃないけれど*1、山あり谷ありというか、急カーヴとか険しい上り下りとかがつきものでは? また、猪、鹿、兎、熊といった野生動物の飛出しという不測事態もありそうだし。まあ、(過疎地ではない)普通の住宅地でも、高齢者や子どもの飛出しというのは大いにあり得ることなのだろうけど。