「芳林堂」の「ブックカバー」の写真を載せていたblogエントリー経由で*1政治学者の京極純一氏*2が亡くなっていたことを知る*3。
『朝日新聞』の記事;
『日本の政治』もそうだけど、所謂生活世界の言語と政治(政治学)の言語を架橋しようと試みていたのではないかと思う。「ことわざ」をネタにした『文明の作法』という小著もあり、同じく中公新書では佐藤忠男との対談本(『学校と世間』)を出しているし。
政治学者の京極純一さん死去 主著「日本の政治」2016年2月12日10時14分
統計学の手法や数量分析をいち早く政治学に取り入れ、日本の戦後の政治学の礎を築いた東京大学名誉教授の政治学者、京極純一(きょうごく・じゅんいち)さんが1日、老衰のため、東京都内の病院で死去した。92歳だった。葬儀は近親者で行った。喪主は長男啓史(けいじ)さん。24年生まれ。東大卒。戦時中、学徒出陣を経験した。世論調査や得票成績などの数値をもとに、投票行動や有権者の意識を精密に分析した「政治意識の分析」(68年)は、この分野の先駆的な業績となった。主著「日本の政治」(83年)では、人々の人生観や秩序像にさかのぼって「親心」「正論」などの角度から日本政治を体系的に解説し、学術書としては異例のベストセラーに。政治家の倫理のあり方も説き、リベラルな学者として民主主義の成熟に力を注いだ。
千葉大教授、東京女子大学長などを歴任。国際交流基金日本語国際センター所長、年金審議会会長も。01年に文化功労者。他の著書に「現代民主政と政治学」「文明の作法」など。
http://www.asahi.com/articles/ASJ2D31B1J2DUCLV002.html
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