地主恵亮氏のことを採り上げたとき*1、言及しようと思ったのにどうしても名前を思い出せなかった人物がいた。別の事情で*2、鷲田清一先生の『夢のもつれ』を再読していたら、その名前が言及されていて、ああこいつだったんだ! と思い出してしまった*3。森村泰昌*4。何が言いたかったかというと、フィクションとしてのセルフ・ポートレイトということで、「最もキモい自撮り」*5も、美術史というか写真表現の歴史の上ではそう孤立したものじゃないかも知れないということ。
- 作者: 鷲田清一
- 出版社/メーカー: 北宋社
- 発売日: 1993/02
- メディア: 単行本
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*1:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160103/1451840047
*2:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160104/1451930756
*3:「遠いとこ置いといたらかわいそうや」、pp.112-117
*4:Mentioned in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080313/1205376643
*5:Stuart Heritage “Selfies of 2013 – the best, worst and most revealing” http://www.theguardian.com/artanddesign/2013/dec/11/selfies-2013-the-best-worst-most-revealing