主著には1984年に出た『現代の企業』を加えるべきか。上の記事で言及されていない重要事項としては、共産主義者同盟(ブント)時代すなわち「姫岡玲治」時代、それから桐島洋子*2との関係。
訃報:青木昌彦さん77歳=経済学者、比較制度分析を開拓毎日新聞 2015年07月17日 10時25分(最終更新 07月17日 11時28分)
理論経済学で比較制度分析という新分野を開拓し、日本人初のノーベル経済学賞の有力候補とされた米スタンフォード大名誉教授の青木昌彦(あおき・まさひこ)さんが、米国時間の15日、肺の疾患のため米カリフォルニア州の病院で死去した。大学関係者が16日明らかにした。77歳だった。
名古屋市生まれ。1962年東大経済学部卒、64年同大大学院修了。67年に米ミネソタ大で博士号を取得した。京大教授、スタンフォード大教授などを歴任し、2008〜11年には国際経済学連合(IEA)会長を務めた。
多元的な経済体制の存在価値を研究する「比較制度分析」と呼ばれる新たな経済学の確立に中心的にかかわり、国や地域ごとに異なる経済システムとそれが採用されるメカニズムの解明に大きく貢献した。
97〜04年には通商産業省(現経済産業省)のシンクタンク、通商産業研究所(現経済産業研究所)所長も務めた。
90年に日本学士院賞と有沢広巳記念賞、98年にシュンペーター賞を受賞。主要著書に「組織と計画の経済理論」「経済システムの進化と多元性」「比較制度分析に向けて」「私の履歴書 人生越境ゲーム」などがある。【柳原美砂子】
http://mainichi.jp/select/news/20150717k0000e040214000c.html
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