「ラッスンゴレライ」(メモ)

こういうネタを見ると、俺は日本じゃなくて外国で暮らしているんだと、熟々思ってしまう。
8.6秒バズーカー」というお笑いユニットも、彼らの「 ラッスンゴレライ」というネタも、さらに「反日」云々という炎上も知らなかった。以下、取り敢えずの文献メモ;


山本一郎*1「小学校での都市伝説ネタが最近ではネット発が多いようで」http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20150605-00046355/
山本一郎「<ネット作法>「8.6秒バズーカー反日」説にみる炎上の原理」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150513-00000003-wordleaf-soci
filinion「気がつけば、教室は何かの最前線。」http://d.hatena.ne.jp/filinion/20150507/1430997068
8.6秒バズーカー、「ラッスン」めぐるネットのうわさ否定「事実無根」」(『RBB TODAY』)http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150422-00000009-rbb-ent
反日疑惑 8.6秒バズーカーが 「文春さんマジでお願いします!」」(『週刊文春』)http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150429-00005067-sbunshun-ent
反日芸人!? 8.6秒バズーカ―を陰で操っていると言われた男が真相を激白」(『週刊SPA!』)http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150615-00872276-sspa-soci *2


反日」だっていう根拠が広島の原爆をおちょくっているということなのか。二昔くらい前だったら、それは寧ろちょっと脳味噌が単純なサヨクからのいちゃもんだった筈だよ。
それはともかくとして、山本氏曰く、


 この手の問題を称して「祭られるほうも脇が甘い」とするならば、いっそのことネットに素性をまったく晒さないことで燃料をネット住民に与えないか、炎上を「上等のもの」として受け入れられるキャラクター作りをするしか方法は無いのではないかと思います。「お前が言うな」と言われるかもしれませんが、ネットで炎上を見続けていると、やはり一定のパターンや周期があるように見受けられますし、ちょっとでも何か人に知られる活動をして、少し有名になれば必ずなんだかんだネットに書かれるのは宿命ですから、仮に炎上しても、いちいち見ないのが精神衛生上一番です。

 それでも、ビジネスや風評に本気で差し支えが出てしまうことはあります。真偽不明の遊び半分なネットの噂話を信じて業務妨害をするように電話を大量にかけてきたり、自宅周辺をうろつく不審人物が出たりするのです。この場合の真の最終手段は、まとめサイトをまとめている本人に対して内容証明を送り、営業妨害であるとして告訴すると同時に、ネタの元となるまとめサイトを削除させることです。実際のところ、何か祭りが起きたとして、騒いでいる人は多くとも、数ヶ月ものあいだ騒ぎ続けられる人というのはとても少数です。
(「「8.6秒バズーカー反日」説にみる炎上の原理」)

さて、小学校教師のfilinion氏によると、このデマゴギーは、ネットを超えて、小学生によって学校で拡散しているのだという。また、その知識の元々の出所は親なのだという。山本氏は、小学生にまで及んだこの炎上騒動を、35年前の「口裂け女*3に喩えているのだが*4、「口裂け女」の場合、親から子へという垂直な(世代間)伝達ということはなかった。「口裂け女」は「小中学校が夏休みシーズンを迎えることで子供達の情報交換=口コミが途絶えたため沈静化された」。しかし、オンラインに「夏休み」はあるのかどうか。