入学式の午後に

京都大学では3月に工学部の先生が「盗撮」で逮捕されたばかりだったのだ*1。その数週間後に、19歳の新入生が。
『朝日』の記事;

入学式後の大学内で盗撮しようとした疑い、京大生を逮捕

2015年5月29日01時28分


 大学構内で女子学生のスカート内を盗撮しようとしたとして、京都府警は28日、京都大1年の男子学生(19)を府迷惑行為防止条例違反(ひわいな行為)の疑いで逮捕し、発表した。男子学生は「スカートの中が見たくて動画を撮ろうとした」と供述し、容疑を認めているという。

 府警によると、男子学生は4月7日午後1時ごろ、京都市左京区の大学の教室で、女子学生(20)のスカート内が見える位置にスマートフォンを差し出した疑いがある。別の女子学生が気づき、盗撮しようとしている様子を自身のスマホで撮影して大学に伝えたという。男子学生は新入生で、この日の午前中に入学式を終えたばかりだった。

 府警は男子学生のスマホから、別の女性のスカート内を撮影したとみられる動画や写真を複数確認しており、余罪を調べる。
http://www.asahi.com/articles/ASH5X6DL5H5XPLZB01L.html

一昔か二昔前だったら、〈抑圧された灰色の受験生活の果てに〉とかいうノリの言説が流されていたかも知れない。
大学の入学式でナンパして、その後恋愛関係に発展してというのはよくある話なのだろうけど、入学式当日に「盗撮」というのは聞いたことがない。もしかして、日本の大学史上初? そうであれば、将来《京都大学200年史》が編纂されるときには、史上初の入学式当日盗撮として、項を設けて記述がなされるべきだろう。そうでなければ、臭い物には蓋をする歴史修正主義者の誹りは免れまい。