ひとつき違い

スポニチ』の記事;


今井雅之 末期がん告白…復帰諦めず「秋までは生きさせて」

スポニチアネックス 5月1日(金)7時1分配信


 大腸がんを公表した俳優今井雅之(54)が30日、東京・初台の新国立劇場で記者会見し、医師から「末期がん」と告知されていたことを明かした。5月1日、同所で開幕の主演舞台「THE WINDS OF GOD」は降板、代役を立てた。


 頬は、「体重が20キロ減った」と話した2月23日の会見時からさらに痩せ細り、声を出すのも「精いっぱい」。着席したまま約35分間、マイクを通して経過を説明した。

 昨年11月、「風邪かと思って」訪れた都内の病院でがんが見つかり、「ステージ4」と告げられた。横浜の病院でも同様の宣告を受け、姉が看護師として勤務する大阪の病院では「あと1日しか持たない」と診断され開腹手術。「大きい腫瘍が2つ3つできていました」「腸をこれぐらい切りました」と両手で25センチほどの長さを示した。

 その後も都内の別の病院に移り、抗がん剤治療を始めたが、1月下旬に医師から「どうも合わない」と言われ1クールの投与で中止。免疫療法や食事療法に切り替えた。「そのうち歩けなくなり声も出なくなった」ためさらに別の病院で抗がん剤投与を再開。6つ目の病院に入院中で「今は30分ずつ休み休みしないと動ける状態にない」。抗がん剤の影響で食事しても嘔吐(おうと)し、その度に夫人が「私が代わってあげられたら」と涙をこぼし、遠出の際は車椅子を使う。「まだ大腸の周りやほかのところにも怪しい影が複数ある。それが悪性(の腫瘍)なのかどうなのか…」と不安も口にした。

 「生きる」をテーマに原作、脚本まで手がけた同舞台は88年からのライフワーク。それだけに「生きていることがこんなにつらいと思うことはありません。役者が舞台を降りるなんて。払い戻しもあったと聞き悔しいです」。ただ、復帰は諦めず、「(20日からの)関西公演か(31日の)沖縄での最終公演には」と参加したい構え。秋には映画の仕事も控えており「運命は受け入れる。ただ、秋までは生きさせて」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150501-00000059-spnannex-ent

また、オリコンの記事;

今井雅之、末期がんで「安楽死」考えた 過酷な闘病生活語る

オリコン 5月1日(金)4時0分配信


 大腸がんのため、出演予定だった舞台『THE WINDS OF GOD』を降板した俳優の今井雅之(54)が4月30日、東京・新国立劇場で行われた同舞台のゲネプロ前に会見を開いた。がん公表後、報道陣の前に初めて姿を見せた今井は「末期がんのステージ4」だと明かし、“かすれ声”で病状の深刻さを語った。

 昨秋には「腸の風邪」と診断されたが、痛みが治まらずに精密検査を受け、大きな腫瘍が発覚した。「かなり痛みもあるし、ほとんど歩けなくなって、声も出なくなった」とすでに末期症状で、現在は入院中でリハビリに励んでいるという。

 今井は抗がん剤治療が「2クール目に入った」と報告し、治療のつらさについては「これは本人にしかわからないけど、船酔いしているところに40度以上のインフルエンザにかかっている感じ」と説明。

 「担当医にも言いました。もう生きているだけなら、きついモルヒネをどんどん打って『殺してくれ』って。安楽死っていうんですか? その方が楽ですから…。こんな夜中に痛みと闘うのは、飯が食えないのは。それくらいつらいです」。

 闘病生活中の心境を赤裸々に語った今井。大腸周辺の腫瘍については「影が見えていて、医者から『転移する可能性が大』とも言われた。悪性になるかは、今後の仕事とストレス次第」とポツリ。妻からは「冗談だけど、早く浮気できるくらい元気になってねと、涙ながらに言われた」と終始、舞台降板への無念さをにじませていた。

 さらに「生きていてこんなにつらいことはない。役者が舞台を降りるというのは本当に悔しい」と唇を噛み、「自分の判断で降ろさせてくれと(言った)…。本当にすいません、病には勝てなかった…」と頭を下げて謝罪。今後については「静養して、筋力をつけていきたい。治れば後半の公演をやりたい」と、約35分にわたる会見の最後まで“復帰”を諦めない姿勢をみせた。

 同舞台は、予定した15公演のうち5公演を中止。所属事務所によると、今井は5月下旬の公演に出演するため、体に負担のかからない程度の仕事とリハビリに励むとしている。今井の代役は俳優の重松隆志(41)が務める。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150430-00000332-oric-ent

今年の1月に柔道家斉藤仁が亡くなったのだが、彼は私と同じ1961年生まれだった*1今井雅之*2も1961年生まれ。しかも、4月生まれで、私とは約1か月しか違わない。まあ、1か月の違いなのだが、誕生日の関係で、学年は1つ下ということになるのだけれど。それだけで、何だか他人事じゃないみたいで、衝撃的だ。今井雅之の右翼的な心情や考えは絶対的な拒絶の対象でしかないのだが。
頑張って下さいなどと安易にいうことはできないだろう。でも、これからも充実した生を積み重ねられんことを! とは言っておきたい。