自宅に立て籠もって

そういえば、最近ヒステリーという言葉はあまり使わない*1。でも、以下の事件は昔だったら、(医学用語ではなく)俗語で「ヒステリー」と呼ばれていただろう。
『ハフィントン・ポスト』の記事;


渋谷で立てこもり ファイヤー通りのマンション14階からプリンターなど投げる
The Huffington Post
投稿日: 2015年02月07日 18時19分 JST

2月7日午後1時ごろ、東京都渋谷区のファイヤー通りに面したマンションで、男が暴れて立てこもったと110番通報があった。警視庁によると、男はベランダからプリンターなどを投げ落としたり、拳銃のようなものをちらつかせたりしているという。朝日新聞デジタルなどが報じた*2

男が立てこもったのは渋谷区役所から東に約250メートルの位置にある、神南1丁目の15階建てのマンションの14階の部屋。FNNによると、男は午後4時半頃から度々ベランダに出て、拳銃のようなものを構えたり、ゴルフバッグや酒瓶などを投げ捨てたりしている*3

人質やけが人はいないが、警視庁は周囲を立ち入り禁止にするとともに、捜査員らが男の説得に当たっているという*4

47NEWSによると、この日の午前10時55分ごろ、このマンションの隣の雑居ビル4階の探偵事務所に「なた」を持っている男がいると110番があった。署員が駆け付けたものの、男の姿はなく、行方を探していた*5
(後略)
http://www.huffingtonpost.jp/2015/02/07/shibuya-barricaded-suspect_n_6635208.html

また、『朝日』の記事;

渋谷の立てこもり、男を逮捕 公務執行妨害の疑い

2015年2月7日21時08分

 7日午後、東京都渋谷区神南1丁目のマンション14階の一室に、拳銃のようなものを持っている男が立てこもった。男はベランダから植木鉢やゴルフバッグを投げ落とし、地上に向けて拳銃のようなものを構える格好も見せた。人質はいない模様。警視庁は、午後9時前にベランダから部屋に突入し、男を公務執行妨害容疑で逮捕した。

 渋谷署によると、この部屋に住む男(47)とみられる。この日午前11時前、マンション隣のビルの探偵社事務所内で「知人がなたを持って錯乱状態になっている」と110番通報があった。署員が駆け付けると、事務所には誰もおらず、大型ナイフが放置されていた。付近を捜索し、マンションの一室のベランダで拳銃のようなものを構えている男を発見した。

 現場はJR渋谷駅から北に約600メートルで、繁華街からも近い。周辺は規制線が張られ一時騒然となった。
http://www.asahi.com/articles/ASH274VH9H27UTIL00J.html

「探偵事務所」で「なたを持って錯乱状態になってい」た人と、この「マンションの一室のベランダで拳銃のようなものを構えている男」というのは同一人物なの?この男が自宅で暴れ始めたのが午後1時、警察が突入して彼を逮捕したのが午後9時。その間、8時間に亙って、食事も摂らず、お八つも食べず、水分も補給せず、暴れ続けていたのは凄いといえる。
まだ何故暴れたのかということはわかっていない。気になるのは、現場近くに居合わせて安房あせてしまった人たちの反応だ。「一時騒然となった」というだけでなく。『ハフィントン・ポスト』の記事にはネット(Twitter)での反応が引用されているけれど、そこから、主観的感想は伝わってこない。怖かったとか、楽しかったとか。さて、どうなんだろうか。