カチン州の中国人

樊詩芸「数百中国人被困緬北消息不実」『東方早報』2015年1月21日
儲信艶「中方工作組抵克欽調査中国公民被困」http://finance.ifeng.com/a/20150120/13442624_0.shtml
邱永崢「克欽軍宣布護送305名被困中国公民回家」http://politics.people.com.cn/n/2015/0121/c70731-26424788.html


雲南省チベットと境界を接するビルマのカチン州では、カチン族*1武装組織カチン独立軍とビルマ中央政府との間に停戦協定が成立したにも拘わらず、最近両者の間での軍事衝突がエスカレートしており、カチン州にいる中国人2000名以上が戦闘に巻き込まれて、身動きが取れなくなっていると言われていた。今週の初め頃の報道では、ビルマ駐在の中国外交官が現地で調査したところ、1月初めにビルマ政府が森林の不法伐採に従事していた中国人を100名以上摘発したが、それはカチン族との軍事衝突とは無関係であり、戦闘に巻き込まれて身動きが取れなくなっているのはみなビルマ人であるということだった。しかし、最新の報道では、「カチン軍」がビルマ政府軍の包囲網を「突破」し、中国人を中国へ送還しているという。ということで、ほんとうはどっちなんだということは、頭の中がこんがらがって、わからず。