周有光

許荻曄「110歳的周有光、一輩子活了別人幾輩子」http://www.21ccom.net/articles/thought/zhongxi/20150113118877.html(許荻曄「 110歳周有光:做過銀行家、制定過漢語拼音方案、如今是”雑文家”」『東方早報』2015年1月13日)*1


1月13日、中国の言語学者、周有光氏*2が110歳の誕生日を迎えた。周氏は、中国における公式の漢語羅馬字表記であり、中国語表記の世界標準ともなっている「漢語拼音方案」の考案者として知られる。
江蘇省常州に生まれた周氏は、河上肇を慕って京都大学へ留学したが、河上入獄のため、河上の弟子となることはできなかった。抗日参加のために中国に帰国してからは銀行家として活動し、中華人民共和国建国後は経済学教授を経て、言語学に転じた。
上掲の記事に付せられたインタヴューによると、周氏は今でも英書を読むことを習慣としており、新聞も米国の新聞しか読まないという。「不看美国報紙不知道新聞、我們的報紙上報紙上很多新聞没有的」*3。また、「最担心的事情、希望中国向民主前進、成為世界上幸福的国家」。


周氏は、2011年の辛亥革命100周年に際して出版された馬小川『告別皇帝的中国』という本*4に序文を寄せており、また同書には「周有光:縦論辛亥革命」という氏へのインタヴューが収録されている。

*1:必ずしも同一のテクストではない。

*2:See eg. http://en.wikipedia.org/wiki/Zhou_Youguang http://zh.wikipedia.org/wiki/%E5%91%A8%E6%9C%89%E5%85%89

*3:『東方早報』のヴァージョンにはなし。

*4:See http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20111224/1324699309