「国営」にあらず

承前*1

곽상아 「韓国政府、大韓航空の名称変更を検討「世界に恥をさらした」国民からも批判」http://www.huffingtonpost.jp/2014/12/17/korean-air-nut-scandal-change-name_n_6338554.html


大韓航空「ナッツ」事件で、大韓航空を韓国の「国営」企業だとする報道があったという。これを機に、韓国政府筋では、「大韓航空の名称変更を検討する」という声も上がっているという。
大韓航空=韓国「国営」という報道は読んだことはないが、個人的にいえば、今回の事件で、大韓航空が普通の民営会社だということを知って、吃驚したということはある。世界的な基準として、国有企業というのは株式の過半数を政府が所有している企業ということなのだろうけど、そういう厳密な意味での国有企業ではなくても、20〜30%は政府の資本が入っているんだと思っていた。だって、太極旗を背負って飛んでいるわけだから。
記事に曰く、


大韓航空はもともと1946年設立の大韓国民航空社を前身とする国営航空会社だったが、1969年に韓進(ハンジン)グループに買収され、民営化された。その際に名前も大韓航空に変更。正式に指定はされてはいないものの事実上のフラッグ・キャリアであったため、社名に国名をいれたり、ロゴに太極文様を使ったりしている。

CNNによると、韓国国民からは、趙前副社長は世界に恥をさらし韓国のイメージを悪くしたとの批判も出ており、大韓航空は「韓進航空」に名前を変更すべきとの声もあがっているという*2

しかし、実際に名称変更を行うことは難しいという見方もある。政府が大韓航空と名付けたわけではないからだという。