Alvin Stardust

Peter Walker “Alvin Stardust dies aged 72 after short illness” http://www.theguardian.com/music/2014/oct/23/alvin-stardust-dies-age-72
Simon Price “Alvin Stardust: a man who knew how to give good creepy” http://www.theguardian.com/music/musicblog/2014/oct/23/alvin-stardust-a-man-who-knew-how-to-give-good-creepy


これらの記事にアクセスする少なからぬ人は、革ジャン+リーゼントのお兄ちゃんの写真にいきなり出会して吃驚するんじゃないか。Alvin Stardust*1は1970年代から80年代にかけての英国ではかなりのヒット曲を出していたが、その名声は大西洋の向こう側の米国或いはユーラシアの東の果ての日本には届かなかったようだ。Simon Price氏に従えば、Alvin Stardustのキャリアから読み取れるのは英国におけるロック音楽の裏の歴史。ビートルズのブレイクによって多くのロックンローラーが淘汰されてしまったが、1970年代のグラム・ロックの波において、少なからぬ人たちが復活した。 Alvin Stardustの場合は、全く新たな藝名=キャラで、最デビューに近い復活であったが。日本のキャロルはかなり年下の同時代人ということになる(Cf. 坪内祐三『一九七二』、p.322ff.)*2。そういえば、Alvin Stardustという藝名それ自体がデヴィッド・ボウイのぱくりでしょ。

80年代初期において、彼はニュー・ウェイヴ(パブ・ロック*3)系のレーベルで、ニック・ロウイアン・デューリーが所属していたStiffと契約していたのだった。