「ゴン」の起源?

山口敏太郎「昭和の子どもたちに愛された "近所の怪獣"ヒバゴン 死因は老衰だった!?」http://www.cyzo.com/2012/02/post_9779.html


かつて広島県比婆郡*1に出没していたとされる「ヒバゴン」について。
曰く、


(前略)ヒバゴンは種ではなく、あくまで類人猿の個体であるという可能性が高い。万が一、種ならば複数体が何十年にわたって目撃されてしかるべきである。言い換えれば、なんらかの理由で生まれた"特殊な個体"が82年以降に老衰で死亡した、と判断するのが合理的なのだ。

 この"特殊な個体"だが、一体どこから来たのであろうか。これはあくまで筆者の推論に過ぎないが、太平洋戦争末期(44〜45年)、広島県周辺(近県の可能性も)にあった動物園の飼育係が、政府から発令された動物たちの毒殺命令を無視して比婆山系に類人猿(チンパンジー)を放した。その後、広島に原爆が投下、混乱の中、山中で類人猿は独自の進化を遂げていった。だが、しょせんはリアルな生物であり、野生化したチンパンジーも、約40年後老衰で死んだというわけだ(この仮説に関しては、以前コアマガジンのコミックで漫画原作を担当したことがある)。

「進化」というのは、淘汰されない突然変異であり、複数の世代に跨らなければ生起しないわけだけど、まあいいや。
私の関心は寧ろ「ヒバゴン」という名前にある。「怪獣」の名前で誰でも思いつくのは〈☆☆ラ〉という名前だろう。例えば、


ゴジラ
モスラ*2
ガメラ*3
キングギドラ
グズラ


何故怪獣の名前の終わりに「ラ」が付くのかといえば、ゴジラに肖りましたということだろう*4。「ヒバゴン」の「ゴン」なのだが、これが何に由来するのかというのはを忘れてしまったのだった。子どもの頃、阿部進というデブの教育評論家がいて、「カバゴン」と呼ばれていた*5。最近だと、『いすのまちのコッシー』でコッシーが「怪獣コシゴン」になるというエピソードがあったのだ。〈☆☆ゴン〉といえば怪獣の名前だというコンセンサスはある筈なのだが、その「ゴン」の起源は?

*1:現在は広島県庄原市。See eg. http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%94%E5%A9%86%E9%83%A1

*2:Mentioned in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090107/1231305022

*3:Mentioned in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110819/1313782620

*4:さらに遡れば、ゴリラと鯨?

*5:See eg. http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E9%83%A8%E9%80%B2 なお、まだご存命である。また、糖尿病の「塩水療法」でも有名なようだ。See eg. http://www.o-7-3.com/himan/017/ent174.html