「同級生」問題

承前*1

NatureSTAP細胞論文、「撤回」、つまりなかったことになるのか、ようやく*2
さて、3月19日の『東京スポーツ』の記事;


小保方氏の同級生が明かした「メルヘン妄想&虚言癖」
2014年03月19日 15時30分


STAP細胞の論文への疑義で渦中の理化学研究所小保方晴子研究ユニットリーダー(30)は、高校時代から“不思議ちゃん”だった。論文の一部盗用に「やってはいけないとの認識がなかった」と仰天告白した小保方氏。高校時代の同級生からは、やっぱりうそつきだった――という妄想&虚言癖を指摘する声も出た。

 小保方氏は私立の進学校・東邦大付属東邦高校(千葉県)出身。ある同級生は当時の小保方氏の強烈な印象を明かす。

「ひと言で表すと“不思議ちゃん”。友人と話すときも1人でガーッとしゃべって、相手の話は聞かず、会話が自己完結して最後に満足そうに『ウフフ』と笑う。そんなお花畑にいるようなメルヘンな人でした」


 男子バレーボール部のマネジャーとなった後、同級生の男子2人を巻き込む騒動を起こしたこともあったという。

「A君にはストーカーのようなことをしてましたね。『私はA君の彼女なの。一緒に帰って、こないだは家にも行った。A君の部屋は階段を上がった2階にあって…』と具体的に話すので、A君にみんなが問いただしたんです。そしたら『一緒に下校したこともないし、家に来たこともない』。妄想、虚言の癖があるとみんなわかったから、仲の良かった女子の友達も離れていった」(前出の同級生)

 A君との仲が現実には進展しないとわかると、別のバレー部の同級生B君に“乗り換え”。そこでも同じことの繰り返しに。当時から小保方氏の巨乳は男子の間でも有名で、“巨乳の不思議ちゃん”として知られるようになったという。

 STAP細胞論文の記者会見に華々しく登場したときも、高校の同級生の間では賛辞と同時に批判の声も上がっていた。

「バレー部の件を知っている人からは『でも、うそつきだったよね』という声が最初の会見のときから出てました。その後、論文の盗用、コピペなどの話が出て『やっぱりね』となりました」(別の同級生)

 10代のころから虚言癖があったとなると、研究者として以前に、人間性の問題ともなってくる。
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/246439/

何か事件が起こると、事件当事者の美談やら醜談(?)といったエピソードがメディアによって蒐集される。これによって、(上の記事の最後にあるように)事件の核心が「人間性の問題」であるかのように構築されるわけだ。それは小保方疑惑に限ったことではない。
上の記事のソースは「高校の同級生」。事件当事者のエピソードの出所ということでは、近所の人、それからこの「同級生」ということになるのだろうか。ということは、何かがあって俺が事件当事者になったなら俺の高校や大学の「同級生」たちは取材に応えて俺についてのあることないこと、べらべらしゃべりまくるのだろうか。でも、俺も昔の「同級生」のこと、そんなに詳しく憶えていないし、向こうだって俺のことを詳しく憶えていないのでは? しかしそういうときは、同級生の間でも存在感が稀薄とか、俺の人物像は構築されてしまうのかな。そういうことをつらつらと考えてしまった。