やっぱりきらい

承前*1

甲斐素直「ヘボン式訓令式か」http://www5a.biglobe.ne.jp/~kaisunao/seminar/8semisi/hebon-kunrei.htm


「私はかなり頑固な訓令式の支持者です」という。ここで示されている「ヘボン式」の欠点も大まかには正しいと思う。だけど、「訓令式」の合理性は認めるものの、「訓令式」が嫌いだということには変わりない。どんくせぇんだよ。ヘボン先生に義理があるわけではなく*2明治学院関係者でもないのに、「ヘボン式」を支持している。まあ理由などはなきに等しいのだが、ひとつでっち上げてみると、フィとかファを表現できない方法、或いはスィティを区別できない方法ではいけないと思うのだ。現在の日本語は、デスコでヒーバーヒーバーといっていた時代の日本語、或いは『ブリット』*3 の主演俳優の名前がティーではなくてスチーブと新聞などで表記されていた時代の日本語ではない。

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ところで、上掲の記事を紹介している「たんぽぽ」さんは

ちなみに、小学校ではじめて習うローマ次は訓令式です。
これは文部科学省訓令式を推奨しているからです。
片山さつきの物言いは、文部科学省を敵に回していることにもなりそうです。
http://taraxacum.seesaa.net/article/373933048.html
と述べている。「ヘボン式」は英語の時間に教えられているので、「ヘボン式」を支持しているからといって、国語教師を「敵に回していることに」なるかも知れないけれど、「文部科学省を敵に回している」とはそのままいえないと思う。