日本語だけに限らず、また中国だけに限らず

工藤哲「あふれる誤った表現 改善の動きは一部」『毎日新聞』 2013年8月5日


「中国各地で、誤った日本語の表現が氾濫している」という記事。例えば、「満州国」皇居だった長春の「偽満皇宮博物院」。
古川裕氏(大阪大学、中国語学)のコメント;


原因は単純で、日本語が分かったつもりの人が訳す▽インターネットで出回る翻訳ソフトで作った日本語がチェックを受けず流されている▽最後の印刷段階で、日本語の仮名や漢字の字体に慣れていない業者が表記を誤る−−などが考えられる(後略)
まあこれは日本語だけの問題ではない。中国在住の外国人の間ではChinglish*1鑑賞はひとつの趣味として確立している。また中国だけの問題でもあるまい。〈変な日本語〉というのは海外旅行の定番の土産話のひとつであろう。(『宝島』の)VOWの昔から。