百田尚樹

「作品が「右傾エンタメ」と評価された小説家が、チャンネル桜に援護されたことを喜ぶ」http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20130622/1371912934


世情には疎く、百田尚樹*1という小説家のことはよく知らないし、その小説も読んだことはない。先日この百田さんがTV番組に出演していたのを視た。そこでは「浪華のシェークスピア」と形容されていた。番組側の形容の仕方というのは突っ込みの余地がかなりあるのだろうけど、スズメバチの話などはそこそこ面白かった。
さて上掲のエントリーによると、小説家の石田衣良が「右傾エンタメ」という言葉を発明した。それは「君たちは国のために何ができるのか、と主張するエンタメ」を指す。その代表的なものが百田尚樹 の作品であるという。そうなんだ。それに対して、百田はTwitterで反論し、その流れの中で、「チャンネル桜*2が自らの作品を「擁護」したことを喜んだ。「捨てる神あれば拾う神あり」。さらに法華狼氏は、百田が橋下徹の〈慰安婦〉暴言に絡んで、(日本軍による)「慰安婦強制はなかった」と発言したことを示している。つまり百田は歴史修正主義者であるわけだ。
以上、取り敢えずメモしておく。

上で言及したTV番組で荒筋を知ったのだが、百田の『海賊とよばれた男』は、所謂ウヨだけではなく、反米保守とかリベラル左派とか自称している連中、つまり孫崎享*3の愛読者層にもアピールしそうな感じではあるな、とは思った。