カシミールの中国人

“Chinese man held in Kashmir over 'Koran desecration'” http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-22578490


(印度ではなくパキスタン支配下の)カシミール*1、Leeという姓の中国人(李?)が「コーラン冒瀆」の容疑で拘束されている。またこの拘束は、群衆によるリンチからの保護という意味も有している。記事によると、Leeは或る中国・パキスタン合弁企業に勤務しており、やはりその企業に雇われているパキスタン人医師と宿舎を巡って争いが発生した。その医師によれば、Leeは彼がいない間に、現地人の手下を使って、彼の部屋から荷物を運び出した。その際に、コーラン及びその他の「宗教書」が抛り投げられたという。これを聞いた地元民は憤激して、数百人がこの企業の建物や車に投石を行うようになった。パキスタンの法律では、「コーラン冒瀆」は最高で終身刑を課せられる可能性がある。
カシミール(特に印度とパキスタンナショナリズムの賭金としての)を巡っては、Pankaj Mishra Temptations of the West*2, pp.147-211を参照のこと。

Temptations of the West: How to Be Modern in India, Pakistan, Tibet, And Beyond

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