http://d.hatena.ne.jp/Vergil2010/20121202/1354450080
http://d.hatena.ne.jp/Vergil2010/20130502/1367501288
「上海の某地下鉄駅構内にある書店」って「季風書園」*1だよね。それもまだ地下鉄「陝西南路」駅にあった頃の。
「季風書園」はたしかに普通の本屋ではない。何しろ、フッサールの本が平積みになっている本屋って日本にも中国にもそうないでしょう(多分独逸にも)。中国の普通の本屋だと、ビジネス書がもっと前面に出てくる。この写真が撮られた2012年11月だと、それから(共産党大会があった関係で)共産党よいしょ本か。
本屋から「日本人作家の作品が全部撤去された」というのは、村上春樹が「魂の行き来する道筋」というテクスト*2を書いた動機のひとつにもなった事件だが、あれはあくまでも北京の話で、上海ではなかったと思います。
なお、中国で「排外主義」を煽っているのは書籍というよりは一部の新聞(+ネット)なので、そういうのを探すなら本屋よりも寧ろ新聞スタンドへ行くべきだったかも知れません。
*1:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20051230/1135913094 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080918/1221707711 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090412/1239474058 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090919/1253330016 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100920/1284956778 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110603/1307045399 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20130304/1362408394 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20130429/1367268250
*2:『朝日新聞』2012年9月28日。Mentioned in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20120929/1348872831 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20121010/1349800693