茶かオレンジか赤か

http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20130304/1362363602に対して、


redkitty 2013/03/05 13:06
茶猫は、もちろんredkittyですよ^^)
http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20130304/1362363602#c1362456410
まあオレンジ色は赤(red)に包摂されるということで。
それはともかくとして、Counting Colorsという本でもOrangeのところに茶猫がいます。また、
テリー・ファリッシュ/バリー・ルートの『ポテト・スープが大好きな猫』の「訳者あとがき」で、村上春樹氏は

(前略)この雌猫の毛並みは茶色というよりも、オレンジ色に近いと思いませんか? 日本では「茶猫」と言うところを、アメリカ人はよく「オレンジ・キャット」と言います。しかしアメリカに実際にオレンジ色の猫がいるかというと、僕はそういうのを目にしたことは一度もありません。前から気になっていたので、アメリカに住んでいるときに、すいぶん気をつけてみていたのですが、オレンジ色の猫には会ったことがありません。専門的なことはよくわからないのですが、一介の猫好きの目から見る限り、日本の「茶猫」とアメリカの「オレンジ・キャット」は、おおよそ同じ色合いの猫を指すもののようです。ただ色合いに対する感覚が、国によって違うということなのでしょうか。しかしこの絵本を描いている人は、オレンジ・キャットをそのまま「字義どおり」オレンジ色っぽく描いているようです。(後略)
と書いています*1
Counting Colors

Counting Colors

ポテト・スープが大好きな猫 (講談社文庫)

ポテト・スープが大好きな猫 (講談社文庫)

ところでそもそも、英語で謂うbrownを何故日本語で茶色というのかもよくわからないのだった。焙じ茶の色だと言われればまあ納得はするのだけれど、焙じ茶で茶(日本茶)を代表させていいかどうかはわからない。

*1:振り仮名は省略。