瓦礫と植林

承前*1

なだいなだ氏が東日本大震災の瓦礫処理について「がれきを使って被災地の真ん中に台地を作り、そこに木を植え、大津波の場合の「森の防波堤」に」するという宮脇昭氏のプランを紹介している(「木を植える人」『ちくま』490、pp.2-3、2012)。宮脇氏は既に海外で津波の後に「がれきで海岸で山を作り、堤を作り、そこに植林」するという実践を行っているのだという(p.3)。「がれき」を使ったものかどうかは分からないが、ピーター・シンガー氏はインドネシアのバダン島における津波対策のために人工の小山を築くプロジェクトTEREP(Tsunami Evacuation Raised Earth Park)を紹介している*2