映画は大丈夫なのか

「「漫画読めない子どもが増加」 ツイッターきっかけで議論盛り上がる」http://www.j-cast.com/2012/01/17118907.html


「今の子どもたちは本を読めないだけでなく、漫画すら読めない可能性がある。漫画を読んでも、文字や絵の流れをつなげて話を理解できない」云々。要因として挙げられている事柄は、さてどうなんでしょうという感じ。昔或る高名な学者が漫画を読むのは疲れますねと言っていたのを聞いたことがあるのだが、もしかしたら団塊の世代以前に戻っただけなのかも知れない。
不図思ったのだが、「漫画すら読めない」人というのは映画を観るのも困難なのではないかということだ。そもそも漫画(特に劇画)は〈紙の上の映画〉であるともいえ*1、漫画のコマ割りというのは映画におけるカットの繋ぎ、モンタージュに相当するのではないか*2。つまり、カットから想像的にシーンを再構成することが困難なのでは? 

*1:See http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110818/1313639595

*2:漫画の場合、コマとコマの関係以外に、フレームの内外の関係、つまり余白(marge[margin])の意味が重要になるだろう。これについては、かなり以前にマークしたデリダの『絵画における真実』(See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20071231/1199084983 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080210/1202666179)を再度マークしておく。

La Verite En Peinture

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