林光 - Living, Loving, Thinking, Again

昨年末に三木稔が亡くなったけれど*1、林光さん*2も亡くなったのね。
『毎日』の記事；

＜訃報＞林光さん８０歳　オペラ「セロ弾きのゴーシュ」作曲
毎日新聞 1月7日(土)0時57分配信
　「セロ弾きのゴーシュ」などの日本語オペラで知られる作曲家の林光（はやし・ひかる）さんが５日、東京都内の病院で死去した。８０歳。葬儀は近親者のみで行い、後日お別れの会を開く予定。
　東京都生まれ。慶応義塾高校を経て東京芸術大作曲科を中退。平和運動で積極的に発言し、原民喜の詩をテキストに合唱組曲「原爆小景」を作曲。毎夏、この曲を中心にしたコンサートが催されている。日本語によるオペラ運動も起こし、オペラシアターこんにゃく座の座付き作曲家として、軽妙洒脱（しゃだつ）な日本語オペラを作曲した。大島渚監督の「忍者武芸帳」など映画音楽も多い。朝日新聞紙上で音楽批評の筆も執った。尾高賞、毎日映画コンクール音楽賞などを受賞。昨年９月下旬に転倒して頭を打ち、入院、療養していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120107-00000007-mai-soci

数年前に、林さんの『歩き方を探す』　という本を拾い読みしていたことを思い出す。

歩き方を探す

作者: 林光
出版社/メーカー: 一ツ橋書房
発売日: 1984/01
メディア: 単行本
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林さんに限らず、現代音楽の作曲家の作品にふつうの人が出会うのは主に映像作品のサントラを通してだろう。林さんの場合、大島渚作品だけでなく、新藤兼人作品の音楽も多く手がけている。例えば『竹山ひとり旅』や『石内尋常高等小學校　花は散れども』*3。またWikipediaによれば、NHK 大河ドラマの『国盗り物語』*4、『花神』、『山河燃ゆ』、（NHKドラマの）『天城越え』*5も。