天地真理と梶原一騎?

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天地真理という藝名が梶原一騎に由来するというのは知らなかった(本名は「眞理」)。斎藤貴男氏の梶原一騎*1に書いてあったかどうか思い出せない。天地真理というと、TBS系というか『時間ですよ』系アイドルという印象が強かったのだ(天地真理の次は浅田美代子ということになる)。天地真理長嶋茂雄誘拐計画というのも知らなかったよ*2。昨年亡くなった早乙女愛*3梶原一騎との関係は明白なのだが、Wikipediaを読んで、彼女が大森一樹のメジャー・デビュー作『オレンジロード急行』に出ていたことを知る。しかし、さてどういう役だったんだろうか。

梶原一騎伝 (新潮文庫)

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オレンジロード急行 [VHS]

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巨人の所謂V9の時代は「昭和40年代」と重なるという。そういえば、1960年代でもなく70年代でもなく「昭和40年代」という言い方がぴったりくるのは巨人のV9くらいしかない。巨人というかその親会社の読売というのはつくづく反国際主義というか一国主義的存在だぜ。V9時代というか(寧ろ)川上哲治時代には(他球団と違って)巨人は〈外人〉を使わないというナショナリズム的というか排外主義的方針をウリにしていたなということも思い出す。
「昭和40年代」ではなく1970年代(特に前半)について、

高度成長が終わって、気づいたら不況で、しかも公害問題は噴出。また、スタグフレーションだったので、不況でありながら消費者物価は上がり続けた。政治面では、1960年代の反体制運動が退潮し、一般的に政治意識が右傾化する一方で、内ゲバ戦争と爆弾テロが頻発した時代。
と書いたことがあった*4。俺が1970年代をネガティヴに描くのは1970年代の前半が自らの中学生時代と重なっていることがあるのかも知れない。中学時代というのは一種の自虐感覚なしには思い出すことができないのだ。
早乙女愛はそもそも『愛と誠』が西城秀樹主演で映画化されるに当たって、西城秀樹の相手役として公募で選ばれた。70年代というのは西城秀樹の時代だったという側面は確実にある。
愛と誠 DVD-BOX

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