マッコリ!

四国新聞』の記事;


大阪の主婦、自宅でマッコリ密造/口コミで評判、酒税追徴と罰金

2011/07/21 20:34

 韓国の伝統酒で日本でも人気が高い「マッコリ」を自宅で密造し飲食店に販売していたとして、大阪国税局が大阪市生野区の60代の主婦に対し、酒税法違反を指摘していたことが21日、分かった。酒税百数十万円を追徴課税したほか、罰金約80万円を納めるよう通告し、主婦は既に全額納付したという。

 関係者によると、主婦は昨年秋までの約2年間、税務署長の免許を受けないで、マッコリ十数キロリットル(2リットル入りペットボトル5千本以上)を製造したとされる。

 口コミで評判が拡大。同区の「コリアタウン」近くの焼き肉屋など30店近くに販売。1千万円近い売り上げを得ていたとみられる。
http://www.shikoku-np.co.jp/national/social/20110721000620

1980年代に三里塚の前田俊彦さんの影響で一部の左翼の間でドブロクをつくるのがミニ・ブームになったことがあった。そのようにしてつくられたドブロクを試飲した人によれば、酸っぱくて不味くてとても飲めた代物ではなかったという。それに比べて、この主婦の技術水準は高かったということだろうか。「口コミで評判が拡大」し、「「コリアタウン」近くの焼き肉屋など30店近くに販売」したということは、日本人でありながらその酒造りの技術が在日韓国・朝鮮人にも認められたということだ。これは凄いことなのではないだろうか。以前「日本政府、特に大蔵省は一貫して、酒を文化商品としてではなく、たんなる搾取のネタとしてしか見ていなかった」と批判したことがあるのだが*1、今回日本はたかだか100万ちょっとの「酒税」を得た代償にそれ以上のものを失ったといえるかもしれない。
昔韓国人留学生に連れて行かれた歌舞伎町の韓国バーで飲んだマッコリは美味かったよ。