Going to America

Xu Fang & Maggie Zhang “Corrupt officials heading to America” Shanghai Daily 16 June 2011
「央行報告首掲”貪官”外逃路径」『東方早報』2011年6月15日


中国人民銀行が6月13日に発表した報告書『我国腐敗分子向外転移資産的途径及監測方法研究』によると、中国の「腐敗」高官の逃亡先として最も好まれている国は米国と和蘭である。先進国のヴィザが入手できない場合は、一先ずアフリカ、ラテン・アメリカ、東欧の小国に入国して、先進国へ移動するチャンスを待っていることが多いという。また、地位が低い人間は中国近隣のタイ、ビルマ、マレーシア、モンゴル、露西亜に逃げることが多い。中国社会科学院の研究によると、1990年代半ば以降、1万6000から8000人の党・政府職員、警察官、司法官、国有企業幹部などが国外に逃亡し、行方をくらましている。この人たちの逃亡に伴って持ち出された金は8億人民元に上るという。