山本五十六

承前*1

NHKの報道;


“殺害 山本長官機撃墜と同じ”
5月5日 11時10分


ビンラディン容疑者の殺害について、アメリカのホルダー司法長官は、旧日本軍による真珠湾攻撃を指揮した山本五十六連合艦隊司令長官の軍用機を撃墜した作戦と同じだとして、その正当性を強調しました。

アメリカ国内では、パキスタンに潜伏していたビンラディン容疑者が武器を所持していなかったにもかかわらず、アメリカ軍の特殊部隊に殺害されたことについて、その正当性を問う声が出ています。これについて、ホルダー司法長官は、4日、議会上院の司法委員会で証言し、国際テロ組織アルカイダのリーダーであるビンラディン容疑者の殺害は、アメリカを自衛するための行為だとしたうえで、「敵の司令官を標的にすることは合法だ。第2次世界大戦中に行った山本五十六の殺害もそうだ」と述べました。ホルダー長官は、このように、真珠湾攻撃を指揮した山本五十六連合艦隊司令長官が乗った軍用機をアメリカ軍が撃墜した作戦を、今回の作戦になぞらえて、ビンラディン容疑者殺害の正当性を強調しました。アメリカでは、同時多発テロ事件の直後に、当時のブッシュ大統領が「真珠湾攻撃と並ぶ卑劣な行為だ」と非難するなど、同時多発テロ事件を、アメリカの領土が奇襲されたという点で共通する旧日本軍による真珠湾攻撃と重ね合わせて論じることも少なくありません。また、アメリカは、アルカイダとの戦いを、通常の事件の対応とは全く異なり、国を守るための「戦争」と位置づけており、今回のホルダー司法長官の発言もそうした立場を色濃く反映したものとみられています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110505/k10015707201000.html

敵国の独裁者や司令官殺害に倫理的正当性が皆無であるとは思わないが、以前も述べたように、ビン・ラディンを「司令官」だと認識することが先ず問題だろう。
それにしても、山本五十六ですか。山本五十六は「フリー・メイソン」だとか述べていた某bloggerがいたけれど*2、感想を聴きたいものだ。
やはり米国は日本に学ぶ必要がある。例えば、ビン・ラディンに手鏡を持たせて痴漢容疑で逮捕する。ビン・ラディンがよりによって痴漢で逮捕されたとなれば、お笑いの対象になることはあっても英雄になることはないだろう。私が米国の政策顧問だったら大統領にそう進言する。