承前*1
倉澤コイ「"やおいの王道"として観る『ソーシャル・ネットワーク』」http://blogs.bizmakoto.jp/kurasawa/entry/1748.html
話題の映画『ソーシャル・ネットワーク』を「腐女子」的に読む。こういう読みもアリだろう。ところで、このサイトには『ソーシャル・ネットワーク』関連の文章がいくつか掲載されている;
永松和洋「「ソーシャル・ネットワーク」 と 尖閣映像 の共通点(一部だけネタばれ)」http://blogs.bizmakoto.jp/nagamatsu/entry/1743.html
ソーシャル探偵団 『happy dragon』「映画「ソーシャル・ネットワーク」公開の意義」http://blogs.bizmakoto.jp/happydragon/entry/1666.html
櫻井輪子「『ソーシャル・ネットワーク』の教訓、ウブなオタクは海千山千のオサレ野郎に気を付けろ!」http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1101/21/news002.html
瀬戸和信「女、盗み、夢大きく 『ソーシャル・ネットワーク』」http://blogs.bizmakoto.jp/kazunobuseto/entry/1528.html
櫻井輪子という人以外のものはどれもつまらない。そもそも「ビジネスマインド」だの「マーケット」だのを云々する奴は退屈なことしか言えないということはあるのかもしれないが、問題はどれもが試写会の直後に書かれているにも拘わらず実際に映画を観なくても書けるようなことしか書かれていないということだろう。実は、英語版のWikipediaにはこの映画について既にストーリーやディテイルも含めた詳細な記述がある。上に挙げたようなテクストは、Wikipediaを読めば書けてしまうのだ。
さて、俺は「この映画、ゴールデン・グローブで各部門独占というのに値するかどうかは微妙だな」と書いたのだが、Darren AronofskyのBlack Swan*2の方が映画としての強度或いは濃度は強烈である。この映画に「腐女子」がどう反応するのかというのはそれはそれで興味深い問題だが、少なくとも「ビジネスマインド」だの何だのがしゃしゃり出てくる余地はないだろう。Darren Aronofskyの前作『レスラー』との繋がりで言えば、フィクション/リアリティ、役割(role)/個人の決定不能性というか相互浸透性というテーマが浮上してくるのだが、勿論このような凡庸でぺらい社会学用語を以ってしてはこの映画のやばさを語り尽くすということはできない。
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