貴州から海南島へ

Liang Yiwen “DNA tells island group where they came from” Shanghai Daily 10 January 2011
「DNA証明海南磷隆人與貴州磷佬族是”一家人」http://news.ifeng.com/gundong/detail_2011_01/10/4183739_0.shtml


海南島西部に住む「磷隆(Gelong)人」と呼ばれる集団(人口約8万)はこれまで民族の帰属が定まっておらず、現在統計上は暫定的に漢族に組み入れられているが、海南島に住む漢族その他の民族とは明らかに異なった独自の文化を保持している。上海の復旦大学現代人類学研究中心と海南医学院のDNA分析により、「磷隆人」が主に貴州省に住む少数民族「磷佬(Gelao)族」*1と祖先を共有することが明らかにされた。また、言語や葬制といった文化面においてもこの2つの集団は類似性を有しているという。なお、「磷佬族」は古代の夜郎*2とも関係があるという*3