新疆奴隷事件

黄志強「収養所30名智障者被売新疆成”包身工”」『東方早報』2010年12月14日
黄志強「収養所負責人4年前曽逃脱抓捕」『東方早報』2010年12月14日
黄志強「収養所和磚老板双双落網」『東方早報』2010年12月15日
楊耕身「新疆奴工案背後是公権失範」『東方早報』2010年12月15日
Xinhua “Two held over factory slaves scandalShanghai Daily 15 December 2010


四川省渠県の〈乞食シェルター〉に「収養」されていた知的障碍者30名が新疆ウィグル自治区トルファン近くのToksunにある建材工場「佳爾思建材廠」に売り飛ばされ、奴隷労働をさせられていたことが発覚。工場のオーナーである李振林とその息子が逃亡先の四川省成都で逮捕され、シェルターのオーナーである曽令全も四川省内で逮捕され、新疆の公安当局は工場から12名の知的障碍者を既に解放した。元々地元の農民であった曽令全は1996年にホームレスや乞食を「収養」するシェルター「渠県残疾人自強隊」を創設し、それが無届の施設で、また2006年5月に湖南省耒陽で乞食の死体が発見された事件で捜査の対象となったにも拘わらず*1、地元では社会「貢献」が賞賛され、2009年には「渠県工商聯」執行委員に選出されていた。

*1:彼の義理の弟が逮捕・起訴されている。