盗掘@西安

「36米盗洞直搗秦始皇祖陵」『東方早報』2010年11月26日
Jia Feishang “Police apprehend Xi’an tomb robbers” Shanghai Daily 26 November 2010


陝西省西安市西部の范家荘村の「秦東陵」で、10月8日に「東陵一号陵園」の「封土」に新たに掘り返された痕跡があることを、巡回中の「秦東陵文物管理所」スタッフが発見。10月20日にも同様な痕跡があったので、公安に通報した。警察が現場で土を掘り返してみると、約36米のトンネルが掘られていることがわかった。さらに、地下からは約30米のロープと電線、庖丁、通気用のプラスティック・パイプ、手袋、扇風機、煙草の吸殻などが発見された。賊たちは、翌日トンネルに戻ってきたところを逮捕された。盗まれた文物は既に取り戻されているという。
「秦東陵」は始皇帝陵の西側に位置し、始皇帝の両親及び祖父母が葬られているとされている。1986年に発見され、辺り一面は綿花畑であるという。なお、今回の事件の捜査で、これ以前にも盗掘されていることがわかった。しかし、どのような文物がどれくらい盗まれたのかは不明。「秦東陵」は1986年に発見されて以来、殆ど発掘作業がなされていない。

それにしても、現場に吸殻を残していくとは、さすが中国人!