開砲ととばっちり

MARK McDONALD “North and South Korea Exchange Fire Near Border” http://www.nytimes.com/2010/11/24/world/asia/24korea.html
Adam Gabbatt “North Korea fires on South Korea – live coverage” http://www.guardian.co.uk/world/blog/2010/nov/23/north-korea-fires-south-korea


北朝鮮軍が韓国領Yeonpyeong Island(延坪島)を砲撃。http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20081001/1222829012で言及したBaengnyeong Island(白翎島)は延坪島よりも北に位置する*1。この事件に対しては、「このタイミング、三代目襲名となんか関係あるの?」という疑問の声もあり*2。ただ、NYTの記事が引用する韓国国土統一院のChoi Jin-wook氏は“This is not a game for young boys.”という。個人的には寧ろ山にドングリがなくなったので熊が人里に下りてきた*3というのに近いような気がするのだが、如何だろうか。
事件のとばっちりを2つ。
先ず『毎日』の記事;


北朝鮮砲撃:アジア各地の市場動揺 軒並み下落

 北朝鮮と韓国の砲撃戦は23日のアジア各地の市場を動揺させた。朝鮮半島での軍事的緊張の高まりが経済に悪影響を及ぼすことへの懸念が広がったためで、香港や上海、シンガポールの株式市場は軒並み下落。外国為替市場では韓国ウォンが急落したほか、「有事のドル買い」の動きが強まり、円相場は一時、1ドル=83円85銭前後まで円安・ドル高が進んだ。

 市場関係者の間では「朝鮮半島で軍事リスクが高まれば、韓国と密接な関係にある日本経済に悪影響が及ぶ」(米投資会社)との見方も出ており、休日明け24日の日本市場の動向が注目されている。

 23日のアジアの株式市場では、香港のハンセン指数が前日比2.7%近く下落したほか、上海やシンガポールの株式市場もそれぞれ2%前後値下がりした。取引終了前後に砲撃戦のニュースが報道された韓国ソウルの株価は0.79%の下落となった。

 一方、外為市場では韓国ウォンが対ドルで一時、前日終値比約3%下落したほか、「有事のドル買い」で円やウォンだけでなく、シンガポール・ドルなど他のアジア通貨も売られる展開となった。

 第一生命経済研究所の嶌峰義清主席エコノミストは「対北朝鮮リスクが意識される韓国や日本への投資を手控える動きが出ることも予想される。そうなれば、ようやく回復してきた日本株への影響も避けられず、24日以降、日経平均株価が再び1万円割れに向かう可能性もある」と指摘している。【大久保渉】
http://mainichi.jp/select/world/news/20101124k0000m020095000c.html

また、『読売』の記事;

仙谷長官、朝鮮学校の無償化「停止の方向」


 仙谷官房長官は24日午前の記者会見で、高校授業料の実質無償化の対象に朝鮮学校を含める方針について、「(朝鮮学校からの申請の審査を行う)手続きをいったん停止する方向だ」と表明した。

(2010年11月24日11時48分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101124-OYT1T00452.htm