プログレ

http://blog.livedoor.jp/darkm/archives/51064425.html


プログレ復権は英国だけでなく*1、日本でもそうであるらしい。
プログレとは何かといっても、family resemblance以上のものがあるのかとも言える。現在ならテクノの元祖と言われている筈のクラフトワーク*2も1970年代にはプログレの一環として紹介されていたし。
無理を承知で、1970年代英国に限定して、プログレの定義(候補)を挙げてみる;


1960年代サイケデリック(対抗文化)の生き残り
米国でcrossoverとかfusionと呼ばれたものの英国における等価物(ロックとジャズとの接近という意味において)
1980年代以降の所謂ワールド・ミュージックの先駆け


その意味でゴングは興味深いか*3。対抗文化的な側面と英国版フュージョンの側面との共存が難しくなった時点で、(第一期の)ゴングは崩壊することとなった。因みに、俺がゴングを最初に聴いたのは第一期ゴング崩壊後のPlanet Gong Live Floating Anarchy 1977。それから遡って、Camembert Electrique、さらには最初のFlying Teapotとかを聴いたのだった。

Live Floating Anarchy 1977

Live Floating Anarchy 1977

Camembert Electrique

Camembert Electrique

Flying Teapot

Flying Teapot

*1:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100728/1280293011

*2:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070128/1170005200 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070205/1170643322 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070530/1180545502 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070608/1181274931

*3:但し、ゴングを英国のバンドだとするのは問題がある。ヴァージンに所属していたので、大まかに英国のバンドだとは言えるだろうけど。