嬰野賦『糖醋』

土曜日はArt labor2*1で嬰野賦*2『糖醋(Sweet & Sour)』のオープニング。
嬰野賦の作品を観るのは2年ぶり。感想は以前観たときと基本的には変わらない。今回改めて感じたのは、彼の作品の本質に関ることかも知れないが、円或いは楕円へのオブセッション。展覧会のカタログでStacey Duff氏が嬰野賦は「中国の文化的記憶」を喚起することによって、現代中国の青年知識人の実存的危機(「引き裂かれた自己」)を表現していると論じている(”Shooting the waves: an exploration of the work of Ying Yefu”)。