或る農民がパラノイア患者にされて

Chen Xingjie “Man complains, government puts him in mental hospital” Shanghai Daily 24 April 2010


河南省漯河市大劉鎮の某農民が、2003年10月に鎮政府との土地紛争に絡んで、北京へ「上訴」に行って村に帰ってきたら、鎮政府によって精神病院に強制入院させられてしまい、その後6年以上、電気ショックなどの虐待を伴いつつ、精神病棟に監禁されたままになっている。これは家族を装って彼に面会した『中国青年報』の記者が暴露したもの。彼は最初は精神的に正常であると診断されたが、数か月後パラノイアと診断された。また彼によると、現地で鎮政府との紛争に絡んで精神病院に送られた村人は少なくないという。
4月26日付けの『京華時報』の記事によると、彼を精神病院に押し込んだ副鎮長は「停職」となり、彼は近々退院できる見込みで、既に自分の荷物をまとめ始めているという*1

また、


Jane Chen “7 hurt as demolition protest turns fiery” Shanghai Daily 24 April 2010


四川省峨眉山市で、リゾート開発を巡る強制立ち退きに反対する村人が工事現場に火を放つなどして、警察と衝突し、7名が負傷(一説には1名死亡)。
峨眉山」で検索したら、4月23日、峨眉山が突然大雪になり、日本人観光客2名が迷子になったという*2