白鼻芯

下野新聞』の記事(文中の「県」は栃木県を指す);


ハクビシン被害が急増 県「新たな対策必要」
(3月24日 05:00)

 野生鳥獣による農作物被害が多発する県内で近年、ハクビシンによる被害が急増している。県によると、2008年度の被害額は6600万円で、05年度から4年間で25倍に急拡大。県自然環境課は「これまで被害額が1億円台のイノシシに対策の焦点を当ててきたが、ハクビシンの捕獲にも力を入れざるを得ない」としている。

 県農政部などによると、ハクビシンは全長1メートル前後。体の大部分が灰褐色で額から鼻先まで白い模様がある。在来、外来どちらなのかは、はっきりしていない。

 複数のねぐらを移動する習性があり、里山の環境を好むため、山林に近い空き住宅や倉庫、寺社の屋根裏などに住み着く場合が多い。雑食性でトウモロコシなどの実のなる野菜や果実を好物とし、県内ではイチゴやブドウの被害が目立つという。

 県内での被害額は、04年度まではなかったが、05年度260万円、06年度480万円と推移。07年度に3400万円と一気に増え、08年度に6600万円に達した。被害地域は県内13市町にまたがり、特に那須塩原矢板鹿沼の各市で目立つという。

 被害を受けた園芸農家らが市町の許可を得て07年度164頭、08年度104頭と捕獲しているが、被害抑制につながっていない。

 県は06年度に被害が急増したイノシシに重点を置き、捕獲に取り組んでいる。しかしハクビシンの頭数を抑制する具体的な対策を講じたことはない。被害は無視できない状況になっており、今後詳細な被害把握に努め、対策に生かすことにしている。

 自然環境課は「場合によっては捕獲目標などを定める計画も必要になる」としている。
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20100323/299024

タイトルを見て、一瞬SARSという言葉が頭を過ぎった。しかし、陰謀理論な人の想像力を喚起させないために付け加えておくと、白鼻芯はSARSに関しては冤罪であることが既に明らかになっている*1