「おばんざい」など

http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100209/1265689766


一括で恐縮ではありますが、コメントありがとうございました。
さて、「かしわ」の東の限界は伊勢、名古屋辺りということになるでしょうか。
「もう20年以上前になりますが、女性誌(たぶんLEE)の「京のおばんさい」というようなタイトルの料理特集で「○○の炊いたん」という料理があるのを知って驚いた」というご意見*1。「おばんざい」という言葉が東京でもよく聞かれるようになったのは、「お造り」と同様に、(「うさぎ」さんの言葉を借りれば)「この7、8年」*2ってところじゃないでしょうか。デパ地下とか。また、〈お洒落な京都〉ということで、町屋を再利用したカフェとかが注目され始めたのと平行している感じがします。「おばんざい」という京言葉はどう翻訳すればいいのか。デパ地下においては京都風お惣菜ということでしょうけど。
東と西ということだと、酒の肴を関西風に〈あて〉というのをよく聞くようになったのは、上海に移ってから。また、ドラマ『深夜食堂』で、誰かが「猫まんま」は東ではご飯にかつ節をぶっかけたもの、西ではご飯に味噌汁をぶっかけたものだと言っていた。

関東煮」=「鶏のはいってない筑前煮みたいなやつ」?*3。「筑前煮」といえば蓮根。蓮根はマンダリンでは蓮藕。しかし、雲南省雲龍*4では蓮根という。昆明では蓮藕というので、この辺り特有の言い方ではあるらしい。