ドーピング?

承前*1

取り敢えず小沢一郎起訴は見送られ、その子分の石川代議士も保釈されたようだが。
雪斎櫻田淳氏曰く、


結局、民主党にとって、小沢一郎とは、「巨大な麻薬。あるいはドーピング」だったのではないか。だとすれば、効用が切れて禁断症状が出てきた後が大変であろう。「ドーピングなどに走らなくても勝てるはずであったのにもかかわらず、ドーピングに走って大勝した結果、ドーピングをしなければ次も勝てないと思いこむ」。これが、民主党の現状である。民主党という政党は、元来、「政治とカネ」に関しては身綺麗な印象を持たれていたはずである。
http://sessai.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-fe89.html
敵と味方(雪斎氏の言い方だと「ジャンキー」)双方による小沢イメージの雪ダルマ化に???を抱いていたので、かなり首を縦に振ることができる文章。ところで、「麻薬」といっても色々ある。もし覚醒剤(シャブ)だとしたら、止めた後のフラッシュ・バックが怖いぞ。

さて、現在日本人が最も消費しているニュースというのは、小沢一郎ネタであると同時に、朝青龍*2引退に関係したネタであるだろう。2007年のエントリーではあるが、雪斎氏が朝青龍問題を国際関係論の視点から考察しているのを見つける*3。それはそれなりに興味深いが、これを含めて、流通している朝青龍言説に欠如しているのは、〈角力コスモロジー〉という視点であろう。