城内実 on 「夫婦別姓」

http://www.m-kiuchi.com/2009/12/28/nihonkaitaihouanfufubessei/(Via http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20100103/1262488321


城内実ちぇんちぇー*1、「夫婦別姓問題」について曰く、


夫婦別姓導入論者の方の主張を100%否定するつもりはない。ただ、「家父長制」が差別の温床で云々というたぐいの議論は勘弁願いたい。いずれにせよ、「通称」を用いるなど、多少の不便はあるかもしれないが、どうしても配偶者の姓を使いたくないという方については、どこかで折り合いをつけるしかないのだ。別に女性の配偶者の姓でも良いが、どちらか一方の姓に統一しなければ社会的にも混乱を招きかねない。 
 また、選択的夫婦別姓は、行き過ぎた個人主義を助長し、家族の一体感を損ねることになる。そうでなくても、家族意識、共同体意識の低い人間が戦後のおかしな教育により、これまで粗製濫造されてきただけに要注意である。
 日本が真の独立国として、行き過ぎた個人主義や自分勝手主義から、共存共栄型で共同体を尊重する日本の本来の国柄に戻ったならばまだしも、そうではない現状では選択的夫婦別姓の導入は日本解体を一歩進める悪しき法改正となるであろう。
http://www.m-kiuchi.com/2009/12/28/nihonkaitaihouanfufubessei/
この言説自体はbanal且つtrivialで、取り立ててコメントする価値はないだろう。同じ「夫婦別姓」反対論にしても、千葉県で発掘されたという怪文書*2の方がトンデモ的な面白さ・凄味において勝っている。「行き過ぎた個人主義」云々というのは特に安倍内閣時代に政権周辺から五月蠅く聞こえてきたフレーズじゃなかったか。
ところで、自民党内の新自由主義勢力も退潮したようで*3、既に麻生太郎前総裁も郵政民営化は間違いでしたと認めており、城内が自民党に復党する条件は既に整っているのでは? 「自民党安倍晋三平沼赳夫城内実トロイカによって極右政党として暴走する」可能性*4が整う。戦前の京大滝川事件の教訓のひとつは、右翼は下半身ネタから攻めてくるということ*5

夫婦別姓」問題については、http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090905/1252117392 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090918/1253249073 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090928/1254069607 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20091004/1254679093 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20091126/1259205760も参照されたい。