「デンシンボウ」?

『朝日』の記事;


「デンシンボウ」知らぬは裁判官だけ 法廷で問いただす

2009年12月11日0時56分



 岐阜地裁裁判員裁判で9日、男性裁判官(29)が、被告が使った「デンシンボウ」という方言が理解できずに、問いただす場面があった。判決後の記者会見に応じた裁判員2人は「もちろん知っている。転勤に次ぐ転勤で知らなかったんでしょう。こちらの方言ですから」と裁判官を気遣った。司法大観によると、裁判官は九州出身。

 「デンシンボウ(電信棒)を殴った」。被告の男(27)は、裁判官からストレス解消の手段を問われ、こう答えた。

 「何て言ってるんですか。もっと大きい声で」と、けげんな顔を見せる裁判官。

 「電信棒」。被告が繰り返し答えると、裁判官は大声で「電柱のこと?」と念押し。

 傍聴席からは「なんで分からないんだろう」と、ひそひそ話す声が聞こえた。

 岐阜大の山田敏弘准教授(日本語学)によると、「電信棒」は東海・関西地方などで使われている方言だという。(贄川俊)
http://www.asahi.com/national/update/1210/NGY200912100006.html

俺も知らなかった。サンリンボウの親戚かと思った。「電信棒」が「電柱」のことだとすると*1、「裁判官」もわかっていたんじゃないか。関東ではデンシンバシラ(電信柱)と言っていた筈。だとしても、今度は、「デンシンボウ(電信棒)を殴」るなんてできるのかよと思った。電柱を引っこ抜いて殴るなんて、何たる怪力、何たる巨人!*2

*1:http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3380081.html

*2:「デンシンボウ(電信棒)」で「殴った」と思い込んでいたが、よく見たら「デンシンボウ(電信棒)を殴った」だった。恥&汗