日高敏隆

『読売』の記事;


動物行動学の日高敏隆さんが死去

 動物行動学の権威として知られる京都大名誉教授の日高(ひだか)敏隆(としたか)氏が14日、肺がんのため死去した。79歳。


 告別式は近親者で済ませた。後日、お別れの会を開く予定。

 1982年に日本動物行動学会の設立に尽力し、京大理学部長や滋賀県立大初代学長などを歴任。2001年5月から京都市青少年科学センター所長。
(2009年11月23日10時56分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20091123-OYT1T00266.htm

日高氏の『動物にとって社会とはなにか』を読んだのはかなり昔の話。友人に今西錦司ファンがいて、彼にこれは必読だぞと言われたのだ。私が最初に読んだコンラート・ローレンツの本である『行動は進化するか』も日高氏の訳だ。さらに最近読んだもので、私の主要な関心事とも密接に関係するものだと、ユクスキュルの『生物から見た世界』*1もそう。竹内久美子をデビューさせたことの功罪も含めて、もっと包括的な記事をどなたか生物学に造詣の深い方が書いて下されば面白いのだが。
行動は進化するか (講談社現代新書 418)

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生物から見た世界 (岩波文庫)

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