藤田弘夫

経済思想さん経由で知る。
京都新聞』;


藤田弘夫氏死去
慶応大教授
 藤田 弘夫氏(ふじた・ひろお=慶応大教授、都市社会学)14日午後9時36分、胃がんのため東京都新宿区の病院で死去、62歳。神戸市出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。喪主は妻智子(ともこ)さん。(共同通信
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009101600114&genre=P2&area=Z10
最後に直接お会いしたのは15年くらい前で、そのときは(亡くなる前の)下田直春先生、西原和久先生、それから張江洋直先輩も一緒だったのではないかと思う。その時に、『都市の論理』(中公新書)の感想を申し上げたかどうか、ちょっと記憶が定かではない。『都市の論理』は都市の何たるかを〈飢餓〉を切り口に、国家論を射程に入れつつ論じた名著。今回ニュースを知って、下田直春先生追悼論文集(『社会構造の探求』)に収録された「日本の都市と街並み――「計画」と「無計画」のはざまで」(pp.205-227)を眺めてみたけれど、とても面白かった。また、下田直春先生の享年が59歳だったということに改めて吃驚。
都市の論理―権力はなぜ都市を必要とするか (中公新書)

都市の論理―権力はなぜ都市を必要とするか (中公新書)

社会構造の探求―現実と理論のインターフェイス 故下田直春教授追悼論文集

社会構造の探求―現実と理論のインターフェイス 故下田直春教授追悼論文集

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