Racism@法政大学

INPNET MLへのメッセージから;


現代ヨーロッパにおける人種差別について
レクチャーへのお誘い

                     法政大学法学部教授 杉田敦

 このほどイギリスのビショップ・グロステスト・コレッジ教授のマイク・コールさんが来日されます。コール教授は人種問題の専門家で、批判的人種理論の立場から、現代ヨーロッパの人種問題のあり方を分析されています。
 今回の講義では、「「敵にふさわしいもの」の過剰:21世紀初頭におけるイギリスの人種差別」と題して話していただきます。1970-80年代には肌の色にもとづく差別が一般的であったが、最近では東欧の白人も差別の対象となり、さらには、肌の色にかかわらず、難民であることやイスラム教徒であることが差別の理由になるようになった。そうした差別の位相の変化について語って下さいます。
 ヒトの移動が活発化する現在において、移動する人々とどう向き合うか。政治学社会学・文化研究など幅広い領域の研究者にとって興味深いものとなると思われます。

 ぜひご出席ください。
 

                  記

1、日時:2009年9月12日(土) 午後2時から4時まで

2、会場:法政大学92年館(大学院)2階
  (JR・地下鉄「市ヶ谷」下車)

3、講師:マイク・コール(ビショップ・グロステスト・コレッジ)

4、テーマ:A Plethora of ‘suitable enemies’: British racism at the dawn of the twenty-first century

5、言語:英語(パワーポイント、通訳あり)
(後略)