木内/眞鍋問題(メモ)

承前*1

城内実側としては、問題の写真を撤去することで、取り敢えず丸く収めたいということなのだろうけど、一旦拡がった傷口はそう易々とは塞がらないようだ。城内実の「謝罪」が問題含みの代物であり*2、今回の彼の対応は危機管理能力の問題とともに、彼の人権感覚が改めて批判的に問い返される契機ともなってしまった*3。また、写真とともに問題となった「応援メッセージ」問題については、何も明らかになってはいない。城内実もこのことに関しては、(管見の限り)何も言及していない。
取り敢えず1つ引用;


ポスターに写真を使うにあたって、その手続きがどうだったとかいうのは枝葉末節で、本人がすぐに「関係ありません」って公言しちゃうような相手を自分の支持者に仕立てあげるなんて、単に「何かにつけて自分に都合良く物事を解釈する人」でしかないんじゃない?

例えるなら、一度食事しただけなのに「付き合ってます」って公言されちゃう、みたいな感じじゃないですか。まずヒくよね。うぇー、やめてくれ、って。そりゃ眞鍋さんも急いで否定するわな。いやまあ、たまたま中年男性と女性タレントって組み合わせだったから、ついついこういう連想をしちゃうわけだけれども。

「写真の掲載許可」についての事実関係がどうだったとしても、事実として自分を応援してくれてるわけでも何でもない有名人の顔をポスターに使っちゃうなんて、もうその時点ですでにダメすぎるでしょ。問題を捉える認識の枠組みがおかしいってば。
http://d.hatena.ne.jp/good2nd/20090803/1249312605

さらに事態を複雑にしているのが、2ちゃんねる系も含めてネット上に棲息している城内実シンパだろう。主君の傷口がさらに拡がってしまうことを知ってか知らずか、城内実の家来(「城内実後援会スタッフ」)が眞鍋かをり中傷ネタをネットに書き込んでいたことが明らかになっている*4。それ以外にも、中傷やら陰謀論が自らのシンパによって生産されていくのを、城内実本人及び側近は(原理的に言っても)コントロールできないだろう。そもそもそれは自業自得なのだが、城内実についつい同情してしまいそうにはなる。また、城内擁護/眞鍋批判言説がレイプ事件やセクハラ事件における加害者擁護言説*5と同型的な枠組を有しているという意見があることも記しておかなければならない*6
それにしても、

苦しまぎれの陰謀論は極端にハイリスクローリターン(ノーリターン・脳たりん?)であり、すでに充分傷ついた城内氏の評判に止めを刺すだけだ。私としてはべつに構わないけれど。
くだらない陰謀論を唱えるよりは、「選挙準備でストレスがたまり、つい判断ミスしてしまった」とか言って同情を引いたほうがマシだろう。優しい支援者がユンケルでも差し入れてくれるかもしれない。ファイト!いっぱーつ!(←それはリポビタン)
http://blog.goo.ne.jp/kurokuragawa/e/42d4382ed6b688fbf4a4816189001097
座蒲団5枚! 『笑点』か。