「黒い大西洋」

田中東子さんによるCSF MLへのメッセージから;


JUNKU トークセッション


日時:2009年6月26日(金)18:30〜

場所:ジュンク堂書店新宿店 8階喫茶店(要予約)
(アクセス⇒http://www.junkudo.co.jp/sinjuku.html

『黒い大西洋(ブラック・アトランティック)と知識人の現在』(松籟社)刊行記念
  市田良彦×上野俊哉×小笠原博毅(司会)

「文化政治」は、もう終わったのか……?
 『黒い大西洋(ブラック・アトランティック)と知識人の現在』(松籟社)の刊行を記念しての今回のトークセッション。本書では、各著者がそれぞれの手がかりから、ポール・ギルロイの『ブラック・アトランティック』(月曜社)を読み解き、「文化」についての先鋭な議論が繰り広げられました。今回は、本書の著者のおひとりである市田良彦さんと、『ブラック・アトランティック』の訳者のおひとりである上野俊哉さんをゲストにお招きして、まず市田さんから、『ブラック・アトランティック』を、どういった手がかりをもとに、いかに読み解いたかを、お話ししていただきます。対する上野さんには、市田さんへの応答とあわせて、『ブラック・アトランティック』や、今後紹介されるギルロイ氏の著作の重要性とインパクトについて語っていただきます。

【講師紹介】
市田良彦(いちだ・よしひこ)
1957年生まれ。神戸大学大学院国際文化学研究科教授。主な著書に『ランシエール──新〈音楽の哲学〉』(白水社、2007年)、『闘争の思考』(平凡社、1993年)など。訳書にルイ・アルチュセール、『哲学・政治著作集』(全2巻、共訳、藤原書店、1996−1999年)、ポール・ヴィリリオ、『速度と政治──地政学から時政学へ』(平凡社、1989年)などがある。

上野俊哉(うえの・としや)
1962年生まれ。和光大学表現学部教授。主な著書に、『ディアスポラの思考』(筑摩書房、1999年)、『アーバン・トライバル・スタディーズ――パーティ、クラブ文化の社会学』(月曜社、2005年)など。訳書にポール・ギルロイ『ブラック・アトランティック――近代性と二重意識』(共訳、月曜社、2006年)などがある。

【司  会】
小笠原博毅(おがさわら・ひろき)
1968年生まれ。神戸大学大学院国際文化学研究科准教授。主な著書に『サッカーの詩学政治学』(共著、人文書院、2005年)、『よくわかるメディア・スタディーズ』(共著、ミネルヴァ書房、2009)など。訳書にジェームス・プロクター、『スチュアート・ホール』(青土社、2006年)などがある。


☆会場…8階喫茶にて。入場料1,000円(1ドリンクつき)
☆定員…40名
☆受付…7Fカウンターにて。電話予約承ります。